介護職の厳しさとやりがい

世の中に色々な仕事がある中で、特に介護職はネガティブに思われることが多いです。
そんな中、少子高齢化は歯止めがかからない状況であり、介護職員の人手不足の問題が顕著になっています。それに伴い、老老介護も大きな課題になっています。

度々ニュースなどで介護の問題が特集されるため、どうしてもマイナスイメージが先行してしまいます。ただ、人が老いる限り介護は避けて通れない道です。社会全体でしっかりと現実を見て、対処していかなければいけません。

介護職は体力的に厳しいというイメージもありますが、これは間違いではありません。食事や入浴など、あらゆる場面で高齢者の上体を起こしたり支えますが、簡単に見えて難しい作業です。

高齢者と言えど、人の体は何十キロと十分な重さです。実際の介護士の中には、関節の痛みや腰痛に悩まされている人が多くいます。
さらに一人の高齢者だけではなく、何人も相手にします。それが毎日続くため、体のケアは必須になってきます。介護の仕事は好きなのに、身体的な問題で辞めざるを得ないという状況も珍しくありません。加えて、夜勤もある現場で働けば、生活リズムも崩れがちになってしまいます。

もちろん介護職に良い部分がないという訳ではありません。
高齢者のお世話をすることでその都度感謝されますし、これまでの人生経験など貴重な話も聞けます。身体的にきついのは仕事内容的に仕方ありませんが、高齢者からの感謝の言葉がモチベーションになることは確かです。
また、そんな施設の方々としっかり信頼関係を構築できれば、お世話をすること自体が楽しくなってくるでしょう。